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春の赤城山より

ここ赤城山では福寿草の花が咲き、フキノトウの天ぷらとおやきを食べました。
心も体も春を迎え、喜びに満ちてきます。
南高梅も満開になり、ウグイスの鳴き声、目の前の畑から広がる春の開く感覚に、未来への希望が湧いてきます。

前橋の実家の庭で種から育ったやぶ椿が大きく育ち、今は9本になりました。
そこからまた、子どもの苗がたくさん出てきました。
今年は35cmほどに育った苗木を全部で17本、裏の森やブナ林の奥に畑の会の有志が植林してくれました。
赤い可愛い花は何ともいえない美しさです。
これまでも、実家の種は、何人もの人に分けたものが育ってきています。
1本の木から9本、20本、30本、100本とやがて何本になるのでしょう。
小鳥が種を運びます。

「ワラ一本の革命」の著者、福岡正信さんの粘土団子は、今は種団子と呼ばれ世界中に広がっています。
以前、福岡さんと電話でお話しした時、「広い単位で山を観察してごらん」とおっしゃっていたことが今も深く心に残っています。

人間は愚かに大事なものを破壊し続けても、自然の命の世界の営みはいつも完璧です。





今、歴史の流れの中で

今年のお正月は穏やかなお天気でした。

久しぶりに、私の70歳の誕生日の時の「整体っ子集合」のDVDを観ました。テレビ局のプロデューサーをしていたMさんとカメラマンのご主人が撮ってDVDにしてくださいました。

森の誕生会はMさんとNさんを中心に子供もみんなで手伝ってお祝いをしてくれて、満開の山桜と新緑と風花の舞う情景にあらためて感動しました。

M君のトランペットが山に響き、みんなのハッピーバースデーの歌声が、まるで童話の世界のように美しく蘇ってきました。
そのM君も今は大学生になり、森を再生する勉強をしています。
7年前の子どもたちは、もうみんな高校生、中学生、小学生とたくましく育っています。
映像の世界の記録はすごいものだとあらためて思いました。

あの7年前に、今のコロナでの社会変化やロシアとウクライナの戦争を誰が予期したでしょうか。
いのちに沿っての努力が次々壊され踏みにじられています。

子どもたちの未来と希望の方向をきちんと自覚し行動していく大人が増えること、若者が気づくこと、目の輝く人たちが増えていくように、この新年あらためて天に向かって祈りました。

16年前、「国の理想と憲法『環境平和国家』への道」、「ビヨンドナショナルエゴイズム」を出版したとき、多くの方たちが共感、協力してくれました。
Yさんは100冊の本をいろいろな人たちに手渡し、Sさんはじめ、皆さん本を紹介してくださいました。

9条世界会議でノーベル平和賞受賞者や多くの人にも手渡し、海外の平和研究所や大学にも送り手渡してきました。今思うと良くあれだけの動きが出来たものだと思います。

今はまだ本を読んだ人たちが大きな転換にはなっていません。
しかし今こそ人類の転換期、その時期です。
何千冊の種が理解する人たちの中で芽生え、この地球中に出てくれることを心の底から思いました。
何千年もの戦争の歴史を大転換する人たちの出現です。




映画のご紹介 『星に語りて

「前橋シネマハウスで「星に語りて」~東日本大震災、障害のある人と支援者の物語~を観ました

人間の持つ力は凄いものだと、全国障害者ネットワークの連帯の力に感動しました。
一人一人の中にある魂のエネルギーを眠らせておかないでもっと使いエゴイズムを超えていったら地球は平和になります。

<映画のご紹介> ~前橋シネマハウスより

「星に語りて」

2011年3月11日
障害者の状況と支援者の活動を描く劇映画

舞台の一つは、岩手県陸前高田市。高台にある共同作業所「あおぎり」では、津波の直接的な被害は免れたものの、仲間の一人を失って落胆する利用者たちを女性所長が励ましながら、一日も早く障害のある人が日常を取り戻せるように一歩を踏み出そうとしていた。また、全国障害者ネットワークでは、東京、秋田、岩手、福岡など全国のグループが連携して支援活動を始めようとしていた。そんな矢先、「障害者が消えた」という情報が入って来た。多くの避難所をまわっても、障害のある人の姿がほとんど見当たらないというのだ。

一方、福島第一原子力発電所事故によって非難を余儀なくされた地域の一つ、南相馬市では、避難できずに取り残されている障害のある人の存在を知った共同作業所「クロスロードハウス」の代表らが、自らの手で調査に踏み切ろうとしていた。被災地各地に支援センターが設置され、次々と支援物資が送られ、全国各地から支援員が集まってきた。
しかし、各地の障害のある人の安否確認を進める中で、彼らに立ちはだかる障壁があった。それは、個人情報保護法によって開示されない、障害のある人の情報だった。法律によって守られる人権と、一刻を争う人命救助との狭間で苦しむ支援者たち。全国障害者ネットワークでは、この障壁を打ち破る手立てを模索していた。

そして打ち破ったのです。





手紙の文化を次の世代へ

毎年暮れには手紙や資料をまとめていますが、今年はこの12年間ほどの整理をしました。
振り返ってみると10年の年月は大きいです。参加の皆さんの成長があらためて感じられます。

SNSやメールの普及で手紙を書く人が少なくなっています。

私の母校、玉川学園の学長、小原先生はよく「筆まめであれ」とおっしゃっていました。
また母も生徒や知人、友人によく手紙を出していましたので、私も若いうちから手紙を書く習慣が身につき、今では良い影響を受けて育ったと感謝しています。

最近の子供たちは、字や手紙を書くことが少なくなって、中学生でも小学1、2年生のような字で書いていたのに驚いたことがあります。
本も読まない、字は書かない若者は、思考力が低下して考える力が育たないといわれています。このままでは益々大変な国になってしまうのではないでしょうか。

昨今の手紙と郵便事情のことをセミナーの人達に話しましたら、Nさんが東京新聞、Mさんが地元の上毛新聞に投稿した文章が掲載されました。すぐに発信した二人の行動を嬉しく思いました。

伝えてゆくことは素晴らしい力です。
ここにお二人の記事を紹介します。

Mさん
手紙を良く書く知人から「最近、郵便物が遅れて、届くべき時に届いていない」と聞きました。人員不足や働き方の変化で土曜の配達がなくなったのも原因ではないでしょうか。今は、メールやSNSでのやりとりがほとんど。届くべき時に届かなければ、手紙でやりとりする人がいなくなってしまいます。
小2の娘の教科書に「お手紙」という有名なカエルのお話があります。一度も手紙をもらった事がないカエルがポストの前で手紙を待ち続け、最後に友達から素敵な手紙をもらう物語で、温かな気持ちになれます。
家のポストに手紙を見つけると嬉しい気持ちになり、自筆で書かれた手紙からは心が伝わります。一通の手紙で人生が変わる事もあるかもしれません。そうした素晴らしい文化が消えてしまうのは、大きな損失でしょう。人と人とのつながりが持ちづらい今こそ、「手紙」の良さを広げる好機ともいえます。
私も4人の子どもたちや周りの人たちと手紙の意義について話していこうと思います。
人々の手紙離れが進んでしまわないよう、配達が遅延なくスムーズに進められるために郵便システムの見直しが必要ではないかと思います。


Nさん
普通郵便の土曜配達がなくなり、届くのが遅くなりました。メールやSNSなどですぐにメッセージを送れる便利な時代だからこそ、手紙やはがきを送り合う価値を改めてかみしめています。
 友人からの手紙を楽しみに郵便受けを開けていた時代を懐かしく思い、私自身も手書きをする機会が減っている中、相手を思って切手や紙を選び、一文字一文字書くのは貴重な時間になっています。
 振り返れば、いただいた手紙やはがきに励まされたり、心が温かくなったりしたことが多々あります。救われたと言っても、過言ではありません。
 働き方改革や配達員不足など事情はあるでしょうが、手紙やはがき文化を見直し、速達でなくとも一、二日で届く郵便環境を望んでいます。


結大くんのお母さんYさんは整体出産をし、子供に愉気して大切に育てています。
きれいな字でこんな嬉しいハガキが届きました。

Inked結大くんの手紙 2








平和の祈りをここから

姪が前橋第九合唱団に入っていますので、先日、大学以来55年ぶりにベートーヴェンの第九のコンサートに出かけました。

玉川学園高等部・大学に在学中には、上野の文化会館で7年間、第九の合唱に参加していました。とても懐かしい気持ちがこみ上げ、ドイツ語の歌詞も心の中でほとんどよみがえって歌っていました。

今年、前橋の第九合唱団は50回目を迎えました。初代、二代目団長、音楽鑑賞会の事務局長の今は亡きAさんたちは、私の整体講座に参加していました。何とも懐かしい力強い歌声に感動しました。

また、今回群馬交響楽団のレベルの高さにも改めて驚きました。小学校の頃の映画「ここに泉あり」を思い出しました。

楽団の創成期、まだ小さな楽団が、移動音楽教室として、群馬の山奥の分校にも演奏に出向いていました。私達の学校でも、毎年演奏会が開かれていましたので、子どもの頃からクラシックを聞いて育ったのです。今思うと、何と恵まれた環境だったでしょうか。

ベートーヴェンの第九は日本中、世界中、平和を願い毎年歌われています。 
しかし今年はロシアとウクライナの戦争が始まって多くの人達が亡くなり苦しんでいます。世界中の心ある人たちの祈りは届きません。核の問題もあり、一歩間違えれば人類は全滅します。

今こそ、世界が一つになって協力していくしか存続の道はないと深く思う2022年の暮れです。

皆さん、どうか心と体と精神の中心を整え、平和の方向を伝え行動していけますように。
良い年をお迎えください。




プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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