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誕生日を迎えて思うこと

ここ、赤城山でも、ウグイスが鳴くようになりました。
畑や花だんのお手伝いをしてくださる方たちが、シノを綺麗にしてくれたおかげで、水仙やチューリップ、ムスカリ、その他の花の芽も次々に出てきています。

前橋市内は桜が満開ですが、ここは梅です。
標高650mの私たちの住むところでは、桜の開花は3週間から1ヶ月後になりますので、
町から山までの桜を、1ヶ月間味わうことが出来ます。

4月5日、私は72歳の誕生日を迎えることが出来ました。
主人と市内でお花見をしながら桃の木川をゆっくりと散歩して、103歳の母の所に行きました。
その日はお風呂に入った後で、ニコニコ気持ち良さそうに笑っています。
「お母さん、私は今日72歳の誕生日を迎えましたよ」
と伝えると、母は微笑み、何回もうなずいていました。

終戦の年、空襲で前橋は焼け野原になりました。
私は母のお腹の中でした。
このお腹の子を守る、負けてなるものか、と母が必死に命がけで防空壕に逃げたり、近くに焼夷弾が落ちたりと大変な中、命を与えられました。

母の深い愛に応えられるような人生を歩もうと、本当に感謝の気持ちでさらに決意する瞬間です。

誕生日に、整体ライフスクールの方たちから色紙やたくさんのカードや手紙、美しいお花など贈り物が届きました。
昨年からこの一年を思い起こしますと、今年の春は、皆さんの成長がとても感じられます。

「人は成長するようにできている、輝くようにできている」

昇平先生のいのちの講座と、
野口先生から学んだ、人間は自分で治るようにできているという整体の実践で、
この一年、さらに一人一人が元々持った内側の輝きに自ら気がついていくようになってきています。

学校教育や、社会生活の中、無意識のうちに自分を狭め、曲げ、閉じこもったり、自分はダメだという限界をつくってしまっては、人生はあまりにも、もったいないのです。
この事に目覚め、生き生きした若者、人々がますます増えていくことが、私たちの望みです。

そして日本が輝き、世界が輝き、未来の子供たちが幸せに、地球が本当に豊かな調和を持った命の星になっていくこと。
それが私の72歳の誕生日の一番の願いです。

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心に響く歌声

3月16日、韓国のテノール歌手、ベ・チェチョルさんのコンサートに行ってきました。
彼のような心の奥に響く歌声を聴いたのは、生まれて初めてです。
会場に感動のエネルギーが満ち溢れ、多くの人たちが涙を流し、拍手が鳴りやみませんでした。

数年前に、既に世界的に有名なテノール歌手として活躍していたベ・チェチョルさんは、突然甲状腺がんになり、声を全く失いました。
喉と片肺の神経がつながらなかったそうです。

そのような中、ある日本人と出会い、その方の呼びかけから、多くの方たちが動き、彼の支えとなりました。そして日野原重明先生のご関係の医師の手術を受けることになり、そこから新たな道が開かれました。

全く声もでない、片肺は動かない状態からの彼の歌のレッスンは、いのちを生かしている全宇宙の存在に深く祈り、すべてを任せることでした。
そうして奇跡的に、声にならない声が少しづつ体の奥から甦り、やがて肺にも神経が通って回復してきたのです。

彼は精神的にも肉体的にも、一度死に等しいような絶望の底に突き落とされたのだと思います。

コンサートの中で彼が曲を歌う前に、すべての大いなる存在に任せて「歌わせてください」と、祈りを捧げていたことが心に残っています。
素晴らしい、アベマリアや韓国の歌アリランを聴いた時には涙が止まりませんでした。
大宇宙の神の存在、深い愛、天の心が、人々の心に届いて、一人一人の中にある本当の自分、魂や心に共感し、感動が起こりました。

ベ・チェチョルさんのコンサートはシリーズ第5弾 聖路加病院の名誉理事長の日野原先生がプロデュースしています。
「奇跡の歌声に乗せて愛と生きる力をあなたに。彼の歌を聞くことは神の栄光を見ることです。」と記されています。

私は日野原先生の音楽療法を一度受講した事があります。
その中で心に残る一つの言葉は、「生きることは息を吐くことである」
「吐いて吐いて与えることです。するとやがてその人の霊性が現れます」

この言葉は、私たち人間が一人一人、どの人も持っている霊性、天心の心で生きることへの問いかけです。

野口整体の創始者、野口晴哉先生も幼い頃ジフテリアになり、まったく声を失いました。
死を覚悟して御岳山に歩いて向かい、滝に向かって声なき声を出していましたら声が出るようになったのです。
「人間は治るようにできている」
その先生の言葉に支えられ今の私の人生もあります。
本当に人間は大宇宙とつながって、その働きにより体は治るようにできています。

本当に人間の持つ能力は無限です。

2月の赤城山

立春をすぎましたが、
今年は降る積もった雪が溶けるかと思うと、
また雪にで、なかなか春の景色にはなりません。

それでも日ごとに、日差しが明るくなり、
山の動物たちの息づかいも感じられます。

もうすぐ春がやってきます。

2017年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。

今年もたくさんの年賀状をいただきました。

以前セミナーに参加していた人も含めて、
「野口整体に出会ってほんとうに良かった」
「人生が救われた」
と記して下さった方が多かったです。

2003年から3冊の本を出版しました。
2冊目の「女性のためじぶんで治る整体法」
(ソニーマガジンズ)もおかげ様で、
また増刷になりそうです。

あらためて3冊の本を読み返してみますと、
どの本もとてもわかりやすく、
人に幸せを届けてくれると思いました。

多くの人がこの本に出会って、
心身健康で明るい人生を歩んでほしいと
心の底から願っています。

さらにセミナーでは深く学び実践していきます。
参加者の皆さんは明るく生き生きしてきます。
多くの方が思いきって参加して良かったと
おっしゃいます。

深く学び、人生を豊かに、
平和を創造する人達が増えることは
明るい未来につながります。

皆さん、平和で安心した,
健康な社会を作ってゆきましょう。

森林を守る活動のつながり

宮下さん 奈央さんのブログ掲載用写真 
「森林の会」の代表、宮下正次さんが、11月にお亡くなりになりました。

最期の時まで森と自然を守ることに、全力で取り組み、命をがけで日本中、世界中を駆け巡り伝え続けることで、多くの人々に影響を与え、様々な活動を展開してきました。

私たちの畑でも、毎年炭焼き教室をして、植林も共に行ってきました。

森林が健康でなければ人類は生きられないのです。

2007年出版の私の著書、「女性のためじぶんで治る整体法」(野村奈央)ソニーマガジンズ の中に、森林の会との植林について書いたものがあります。
ここにご紹介させていただきます。


ブナ一本の保水量は10トン

ふと赤城山の木々や畑を見ると、緑が濃くみずみずしく、とても喜んでいるように感じます。梅雨の雨が、やがて、私たちの命の元である水になってくれるのです。素晴らしいことだと思います。
 私たちはこの数年、「森林の会」(やまのかい)の皆さんととともに、ブナの植林を続けています。日本大学農学部の学生さんたちが、キャンプをしながらブナの種を拾い、6~7年かけて育てた苗木を植えるのです。
 そのブナが大きな木に生長すると、一本木の保水量が10トンにもあるといわれています。このブナの植林は、未来への光や希望につながっています。
 今、赤城山は酸性雨によって、松は茶色に枯れ、そのほかの森の木々も驚くほど弱っています。こんな森では、私たちの未来の水はどうなってしまうのでしょうか。その対策として、「森林の会」の方たちと一緒に、やはりこの数年、森に炭をまいています。すると、90パーセント近く枯れていた松が、新芽を出し始めたのです。不毛の地と言われた、栃木県の元足尾銅山近辺でも、炭をまくことによって緑がよみがえってきています。
 ブナを植林し、炭をまき続ける市民の願いが、やがて日本、世界に広がっていったら、どれほど多くの森が戻ってくることでしょう。
 未来に希望が持てるように、いのちの流れに沿って、「森林を守る運動」がもっと広がっていったらと切に願っています。          

(以上、上記書籍より抜粋)


死によって、私たちは全生ということを学びます。

輝いて生ききることを残して下さった方々は、今も生きているのです。



プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来41年、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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