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2018年初頭 雪景色の日に

新年、明けましておめでとうございます。

ここ赤城山ではこの冬初めての雪になりました。
静かな真っ白な雪景色をみていると、
すべてを浄化してくれているかのように思えます。

今年も沢山のお年賀状をいただきました。
多くの方たちに共通するのは私たちのセミナーに出会い、参加することで心身が変わり、生き方も明るい方向になったことへの感謝の言葉が感じられました。

「教育とは出会いである」と、玉川大学の学長、小原国芳先生は卒業式の時におっしゃいました。
まさに、私の人生も素晴らしい出会いによって導かれてきました。

近年あふれる情報やスマホなどによって、かえって真の出会いや縁を逃してしまい、誤った方向へ進んでしまうこともあると感じています。
とても、もったいない残念なことです。

一度しかない人生、心を澄まして本当のことに出会い、本当のことを学び、平和で輝いた人達の輪が広がっていくことが、今年の夢と希望です。

出会った人は希望と命に沿ったことを伝えていきましょう。

伝えることで、縁がめぐります。命がめぐります。


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一人ひとりの輝き

毎年クリスマスになりますと、母校玉川学園の森の中のチャペルを思い出します。

学長の小原国芳先生の言葉は今も輝いています。
塾の誕生会では、「あなたはこの世にたった一人しかいません。世界に一人しかいない大切な存在です。オンリーワンの人生です」 みんなの個性を尊重してくれました。

卒業式には一人一人手書きの「夢」と書かれた掛け軸と卒業証書が渡されます。
温かく柔らかい手で「幸せにね」と声をかけて下さいました。
今でも思い出すと涙があふれます。

「玉川の丘はみんなの家です。いつでも訪ねてきてね。
オヤジ(学長のことをみんなそう呼んでました)はいつでも待っとるよ」
今でも声が聞こえます。

そして玉川の教育を、入学前に何度も見学に行ってくれた母。
通常より高い授業料でも、無限の愛で7年間(高校~大学)学ばせてくれた両親の愛の深さに感謝です。

先日までテレビ朝日で放送されていた、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」のドラマを楽しみに観ていました。

トットちゃんが通っていた、トモエ学園の小林校長先生は、トットちゃんに言いました。

「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」
トットちゃんが、このほんとうの意味がわかったのは、何十年も経ってからのことだった。
でもほんとうの意味はわからなくても、トットちゃんの心の中に、「わたしはいい子なんだ。」という自信をつけてくれたのは、事実だった。だって、いつも、なにかをやるとき、この先生の言葉を思い出していたんだから。(「窓際のトットちゃん」本文より)

小林先生は玉川学園の小原学長ととても親しい間柄でした。
大正時代に始まった新教育運動の流れの中、成城学園、玉川学園、和光学園、自由学園などが誕生しました。

最近の日本の子どもたちはどうなのでしょうか。

財団法人・日本青少年研究所による高校3年生対象の調査で
「自分はダメ人間だと思う」 と答えた人達が66%もいるというのです。

子供の頃の体験は、その後の人生に大きく影響していきます。

眠っている本来の子供たちの才能や可能性、思いやりのある心に、本人が自己否定の思い込みで蓋をしてはいけないのです。
みんな、たった一度のかけがえのない人生なのです。
亀の甲羅に閉じこもっても、自分自身はもちろん、誰も幸せになることはありません。

今年はセミナーでの、昇平先生の深い講話で、多くの方たちの深い潜在意識にはっきりとした変化が現われました。

「元々みんな輝いているんだよ」と、その言葉には、今ここにキリストやシャカ、道元・・・多くの先人が一緒に息をしているかのように感じられました。

私たちにとって今年は大きな転換の年でした。

今、ここで過去現在未来が一つの命となっています。
この世界は本来、気がとどまらず巡るように出来ています。
みんなが幸せで平和な世界の実現は、一人一人が輝き、生ききって実践することにかかっています。

2018年が、皆さんにとって希望に満ちた年でありますように。
よいお年をお迎えください。


大いなる「今、ここ」

12月に入り、今年の資料のファイルや手紙・本・雑誌の整理をしました。
旅のきれいな写真の雑誌をめくりながら「ここも、あそこもいいな」と見ている時、ふと気付きました。

私は毎日、ほとんど月曜から金曜と、前橋市内の母の介護に行っています。
そしてその行きの30分のドライブは、大空の向こうに連なる山々を目の前に、昇平先生から最高の講義を受けているのです。

自分には、何という贅沢な時間が与えられていたのか!
「今、ここ」が、最高に輝いていた。
そこに過去、現在、未来のすべてがあると思いました。

今年は特に、過去、現在、未来すべてがひとつながりで、まさに「今、ここ」と深く感じることが多い一年でした。

セミナーにご参加の皆さんもそれぞれ、本当のいのちの世界を体験した年でした。
これからも日々大切に育てていってほしいと思います。


誕生日を迎えて思うこと

ここ、赤城山でも、ウグイスが鳴くようになりました。
畑や花だんのお手伝いをしてくださる方たちが、シノを綺麗にしてくれたおかげで、水仙やチューリップ、ムスカリ、その他の花の芽も次々に出てきています。

前橋市内は桜が満開ですが、ここは梅です。
標高650mの私たちの住むところでは、桜の開花は3週間から1ヶ月後になりますので、
町から山までの桜を、1ヶ月間味わうことが出来ます。

4月5日、私は72歳の誕生日を迎えることが出来ました。
主人と市内でお花見をしながら桃の木川をゆっくりと散歩して、103歳の母の所に行きました。
その日はお風呂に入った後で、ニコニコ気持ち良さそうに笑っています。
「お母さん、私は今日72歳の誕生日を迎えましたよ」
と伝えると、母は微笑み、何回もうなずいていました。

終戦の年、空襲で前橋は焼け野原になりました。
私は母のお腹の中でした。
このお腹の子を守る、負けてなるものか、と母が必死に命がけで防空壕に逃げたり、近くに焼夷弾が落ちたりと大変な中、命を与えられました。

母の深い愛に応えられるような人生を歩もうと、本当に感謝の気持ちでさらに決意する瞬間です。

誕生日に、整体ライフスクールの方たちから色紙やたくさんのカードや手紙、美しいお花など贈り物が届きました。
昨年からこの一年を思い起こしますと、今年の春は、皆さんの成長がとても感じられます。

「人は成長するようにできている、輝くようにできている」

昇平先生のいのちの講座と、
野口先生から学んだ、人間は自分で治るようにできているという整体の実践で、
この一年、さらに一人一人が元々持った内側の輝きに自ら気がついていくようになってきています。

学校教育や、社会生活の中、無意識のうちに自分を狭め、曲げ、閉じこもったり、自分はダメだという限界をつくってしまっては、人生はあまりにも、もったいないのです。
この事に目覚め、生き生きした若者、人々がますます増えていくことが、私たちの望みです。

そして日本が輝き、世界が輝き、未来の子供たちが幸せに、地球が本当に豊かな調和を持った命の星になっていくこと。
それが私の72歳の誕生日の一番の願いです。

心に響く歌声

3月16日、韓国のテノール歌手、ベ・チェチョルさんのコンサートに行ってきました。
彼のような心の奥に響く歌声を聴いたのは、生まれて初めてです。
会場に感動のエネルギーが満ち溢れ、多くの人たちが涙を流し、拍手が鳴りやみませんでした。

数年前に、既に世界的に有名なテノール歌手として活躍していたベ・チェチョルさんは、突然甲状腺がんになり、声を全く失いました。
喉と片肺の神経がつながらなかったそうです。

そのような中、ある日本人と出会い、その方の呼びかけから、多くの方たちが動き、彼の支えとなりました。そして日野原重明先生のご関係の医師の手術を受けることになり、そこから新たな道が開かれました。

全く声もでない、片肺は動かない状態からの彼の歌のレッスンは、いのちを生かしている全宇宙の存在に深く祈り、すべてを任せることでした。
そうして奇跡的に、声にならない声が少しづつ体の奥から甦り、やがて肺にも神経が通って回復してきたのです。

彼は精神的にも肉体的にも、一度死に等しいような絶望の底に突き落とされたのだと思います。

コンサートの中で彼が曲を歌う前に、すべての大いなる存在に任せて「歌わせてください」と、祈りを捧げていたことが心に残っています。
素晴らしい、アベマリアや韓国の歌アリランを聴いた時には涙が止まりませんでした。
大宇宙の神の存在、深い愛、天の心が、人々の心に届いて、一人一人の中にある本当の自分、魂や心に共感し、感動が起こりました。

ベ・チェチョルさんのコンサートはシリーズ第5弾 聖路加病院の名誉理事長の日野原先生がプロデュースしています。
「奇跡の歌声に乗せて愛と生きる力をあなたに。彼の歌を聞くことは神の栄光を見ることです。」と記されています。

私は日野原先生の音楽療法を一度受講した事があります。
その中で心に残る一つの言葉は、「生きることは息を吐くことである」
「吐いて吐いて与えることです。するとやがてその人の霊性が現れます」

この言葉は、私たち人間が一人一人、どの人も持っている霊性、天心の心で生きることへの問いかけです。

野口整体の創始者、野口晴哉先生も幼い頃ジフテリアになり、まったく声を失いました。
死を覚悟して御岳山に歩いて向かい、滝に向かって声なき声を出していましたら声が出るようになったのです。
「人間は治るようにできている」
その先生の言葉に支えられ今の私の人生もあります。
本当に人間は大宇宙とつながって、その働きにより体は治るようにできています。

本当に人間の持つ能力は無限です。

プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来41年、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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