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赤城の森の梅雨

5月の末から6月にかけての三週間、10数本のエゴの花が順々に咲いて、広がる花と香りを楽しみました。咲き終わった花が木の根元に落ちて、そこは一面真っ白な花の絨毯のようです。
花が咲くとミツバチもたくさん集まってきます。自然の調和です。

去年咲かなかった家のすぐ裏のエゴの木は、秋に炭まき名人のYさんが穴を掘って炭を入れてくれました。おかげで今年は見事な真白な可愛い花がたくさん咲き、とても嬉しかったです。

今年は梅も豊作です。
梅ジュース、梅酵素、梅漬けは日本の昔からの生活の知恵です。
忙しすぎる現代生活のリズムの中で、地に足をつけ、大地の恵みに感謝する心を取り戻す大切な時間に思えます。

庭のスグリの実が真っ赤に光っています。
採ってきては豆乳ヨーグルトと一緒に食べています。
甘酸っぱさは、子どもの頃に友だちととって食べたグミや桑の実、のんびりした懐かしい時代を思い出します。
物のない時代でも、お腹から笑って桑の実を食べ口の周りを紫にしていました。
物にあふれて無駄にすごしてしまう現代よりも幸せだったように感じます。

この今のコロナの時代、かたよった現代社会の中、何が本当に大切なのか。
人間本来の中心の心を、ゆったりした呼吸で取りもどすことが大切なのだと思います。




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プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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