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秋の炭焼きの森で

10月末の炭焼き合宿には、整体っ子が11人、大人10人が参加しました。
いつもの畑のメンバーとお父さんたちが何週かにかけて準備をしてくれましたので、当日はトイレやブランコを作ったり、炭焼きと並行して順調に作業ができました。

15年前に森林(やま)の会の宮下さんが植えてくれたトチの木、鬼グルミの木は見上げるほどりっぱに大きく育ち、今年はクルミの実が豊作でした。
子ども達はみんな大きなトンカチを使い、クルミの実をトントンと割って実を食べていましたが、だんだんと工夫して、ポンと一回で割れるところを発見し大喜びでした。

自然の中で大きな声で笑い合い、初めての子どもたちもすぐに仲良くなりました。
子どもにとっては、遊びと作業は一緒です。
大人も子供に火の扱いなど危ないことはきちんと伝えますが、観察しながら自由に任せていますので、みんなそれぞれに伸び伸びしています。

大きく育った栗も、今年はたくさんの収穫でみんな栗ごはんやケーキを楽しみました。
2日目は焼けた炭を取り出し、少し弱っている木々の周りに撒きました。
クルミの木の近くに、落ちた実から自然に育ったこどものクルミの苗を見つけ、子供たちが話しかけています。「来年きたときは、どうなっているかな?」

炭焼きは20年以上前から毎年、森林の会と一緒に続けてきました。
そこからの流れと赤城の畑の会の協力、去年からは自然学校のスタッフ経験のあるTさん夫妻家族も入っての活動となりました。和田重正先生の提唱した「良い学校」を思います。

薬を飲まなくても風邪も自然に経過してたくましく乗り越えていっている子供たち。
ここに明るい未来があります。






プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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