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平和への祈りはどこまでも 2
自分の体や心だけが本当の健康ではない
2006年10月、スペインのマヨルカ島で、初めて「整体のセミナー」を開く機会に恵まれました。9年前に赤城山での「整体ライフスクール」のセミナーに参加したスペイン人の男性が、その時に自然農法を実践されている福岡正信さんのビデオ(英語版)を見て感動し、その後自費で福岡さんを招き、大学での講演会や様々な活動を行った場所が、マヨルカ島です。
この島は、もっと砂漠化が進んでいると思いましたら、植林も始まり、またクローバーや様々な野菜の粘土団子を蒔いた場所がいくつもあり、福岡さんの種まきが着実に広がっていることを知り、大変うれしく思いました。
そのセミナーで、日本の憲法第9条を知ってもらいたいと思っていましたら、「整体ライフスクール」に参加している女性が、小学校5年生の娘さんと一緒にスペイン語に訳した憲法第9条のカードを作ってくださいました。マヨルカ島でのセミナーでこれを読み上げ、第9条が日本で危機的状況であることを伝えましたら、50名近い参加者から大きな拍手が起こりました。
帰国後、マヨルカ島での、このセミナーを主催した74歳になるジョルジュさんから手紙が届きました。
スイスの新聞に、日本の若い女性が自衛隊に体験入隊したという記事が掲載され、スイスのローザンヌから参加した女性がそれを彼に送ったそうです。その記事を読んだ彼は、事の深刻さに「美しい地球を守ろう」というメッセージを添えて日本の憲法第9条を守る署名活動を始めたというのです。スペイン、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、カナダなど各国にいる、彼の長年の合気道の仲間や家族、友人たちに、次々と呼びかけました。天とつながる精神や心、魂が望んでいることを行動に移すジョルジュさんに、私たちは大きな感銘を受けました。そして今年(2007年)新年早々に、各国から集められた417名もの署名が、私の手元に送られてきたのです。
また同じ頃、私の知人で、フランスの大きな農家に嫁いでいる日本人の女性から、何年か振りで連絡をもらいました。彼女が嫁いだ農家は、以前に日本のマスコミに何度も紹介された、ブタのし尿でメタンガスを作り自家発電をしているところなのです。彼女の娘さんは、現在、大学院で政治経済を学び、日本にも何度か留学しています。その娘さんが、日本とフランスの架け橋になりたいと選んだ論文のテーマが、「日本の憲法第9条」だと言うのです。日本だけの問題ではなく、年配の人から若い人まで、この平和への願いや精神がつながっていくのだと、大変うれしく思いました。
健康は、自分だけの体や心という殻に閉じこもったものではなく、自然界や平和な世界と一体のものだと思います。
世界中の人々が、憲法第9条の精神を地球の憲法としてとらえたら、21世紀が今までの歴史を乗り越えた戦争の無い平和な世界に生まれ変わるとしたら、過去苦しんだ多くの人たちへの、未来の子どもたちへのどれほどの贈り物になるのでしょうか。まさに、心と体、社会、地球の健康な姿であると思います。
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�です。私は嫌です。日本が9条を手放さないように、今度の選挙ではぶれない政党を選びます。