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自然農法と地球の未来

テレビで久しぶりに自然農法の提唱者、福岡正信先生の番組を観ました。

50年以上前、まだ昇平先生が大学院時代のときに関わっていた柏樹社から「わら一本の革命」が出版されました。
今では数十か国の言語で出版され、また福岡先生の実践は世界中に自然農法のすばらしさを伝え、大きな影響を与えています。

最初に日本語から英文に翻訳した友人のKさんは、今も自然農を続け、若い人達に伝え続けてきています。

27年前、スペインから来日したGさんは我が家に泊まった時、福岡先生の英語のDVDに大きな衝撃を受け、帰国して福岡先生を自費でスペインにお呼びして大学で講演を行いました。
Gさんは世界的な靴メーカーの重役で、環境省も動かして、今では財団を作りそこで自然農や種子の保存、植林活動を広めています。

今回の番組では、福岡さんのお弟子さんであるギリシャのPさんの所に福岡先生のお孫さんが訪れます。
Pさんは20代の時に愛媛の福岡先生の農園で学び、福岡先生が最も信頼していた一人です。

お孫さんは福岡先生の着ていたという作務衣を手渡してPさんは、「私の宝物です」と大変喜ばれました。
そして自然の無限の力、一人一人の無限の力にゆだねることの大切さをお孫さんに語ります。
素晴らしい深い感動でした。

オレンジ収穫量が世界一だったフロリダは、今では長年の大量農薬で弱った木が一面枯れ果てて、多くの農家の離農している光景がありました。
しかしそこでも福岡先生の自然農を取り入れた農園では、何年もの時間と手間をかけ自然の営みが回復し、草の生い茂る中にみずみずしいオレンジが鈴なりになっています。

今こそ農薬まみれの現代農業から、自然農に沿った農法で、地球の豊かさが蘇る時代だと心から思います。



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フランスからの手紙

30年ほど前に日本の新聞雑誌によく紹介されましたフランス在住の日本人K.Fさんから久しぶりにお手紙が届きました。
三世代同居の大きな農家です。

夫のEさんのお父さんは発明家で、豚のし尿からのメタンガスで自家発電をしていました。
お母さんは長崎原水爆世界会議にフランス代表で参加している方です。
その関係で、原爆の絵図の丸木位里さん俊さんもご自宅に数か月滞在していたそうです。
そしてEさんはフランスで有名な環境活動家です。

リヨンからスイスに行く途中、昇平先生と泊めていただきお世話になりました。
ご夫妻も娘さん夫妻も赤城の家に宿泊して交流しています。
今回、フランスの様子が感じられるお手紙でしたので、ご紹介させていただきます。


懐かしい景色のカード、ありがとうございます。
こちらは皆元気です。ご主人、えりかさんもお元気ですか。
こちらも今年も暖冬で、たまに雪が降ってもすぐに溶けてしまいます。
冬が来ないまま春になってしまったようで、地球の温暖化を実感します。

日本は災害で明けた新年、ウクライナ戦争が悪化する中、パレスチナの戦争が始まり世界中に不安な空気が強まってきています。
歴史的に中立を守ってきたスウェーデンがNATOに参加したのもこの世界状況を象徴していて複雑な思いです。

フランスはじめヨーロッパ諸国では自由、民主主義は武器を取ってでも守らなければいけない、と考えている人が多いです。
フランスの大統領はウクライナ戦争が始まった頃には積極的にプーチン大統領との対話は外交面での折衝をしましたが全く成果はありませんでした。
平和主義で人間的な知識人でも「ナイーブ」では平和は守れない、「有効的な」対処が大事だと言っています。
でも具体的にどういう事なのかもっと話を聞きたいところです。

そんな暗いニュースが多い中、前橋市で女性の市長さんが誕生したニュースはとてもうれしいです。
すべての面で女性がトップに立てば世界はもっと平和になると思っています。

フランスでは、先日ミッテラン大統領のもと法務大臣を務めたロベール・バダンテールさん(Robert Badinter)が亡くなりました。国葬になりました。
死刑を廃止する法案を通したことでよく知られています。
今では多くの人々の信頼を受けていますが、当時は国民のほとんどが死刑に賛成していたので、山のような脅迫状が届き外出も困難だったそうです。
弁護士だった時には重罪に問われた被告人を弁護して何度か死刑判定を避けることに成功しました。
特に凶悪犯人のパトリック・アンリーの裁判で弁護士として行ったスピーチは迫力があり、判決は無期懲役。
「死刑があっても犯罪は減らない」「犯罪者を二つに切ること(フランスではギロチンが使われていたので)が裁判ではない。」と繰り返し言っていました。
私は民主主義の日本でまだ死刑が存在している事を懸念しています。

長女夫妻のP農場は順調で昨年から若い人を雇っています。
将来自立して有機農業をやりたい人たちで、賑やかになるのは私にとっても嬉しいです。
娘のMは相変わらず農場の仕事と英語と日本語のレッスンのほか、時々通訳の仕事をしています。

夫のEはローヌアルプス地方の自然地区保護機関の委員長になったので、とても忙しくしています。
お義母さんは91歳になって元気で健康ですが、耳が衰えてきたので気を付けています。

今年は日本に行く予定はありませんが、皆さんにまたお会いしてお話ししたいです。
よろしくお伝えください。



3.11から13年の今

テレビを観ていましたら、1月の地震で石川県の何代も続く酒蔵が被害を受けたところに、13年前に東北で壊滅した酒蔵の人が駆けつけます。
当時、全国から駆けつけてくれた同業者たちの助けと応援で復興は無理かとの絶望から立ち直れた恩返しにと、今度は石川県の酒蔵を助けたいと必死でした。
ちょうど次の日にしぼる予定だったところに地震が起きたそうですが、1トンのお酒を宮城に運び、
何とか商品化までこぎつけることが出来ました。

どんなに嬉しかったかと、涙が出ました。
人と人が助け合う、絶望のどん底を味わったからこそ人の痛みがわかり人の身になれる。
人間の力はスゴイと思いました。

川内村で花屋をしている女性は大阪出身です。
一緒に花屋に勤めていた川内村出身の友人と、震災後現地を訪れた時の友人の余りに悲しむ姿に、そこで花屋を開こうと決意しました。

7年前に開店した花屋さんは地元の高校卒業式に全員にブーケを作って贈ります。
皆に喜ばれ、会うと元気になると言われていました。
美しい花のような天使のような心を持った人だと感動しました。

日本人が脈々と持っていた心。
明治時代に東北を歩いて何て素晴らしい国だと感動したイギリス人女性イザベラバード「日本奥地紀行」の本を思い出しました。
日本人の、人の身になり、人を思いやる心が復活する時代が来たのではないかと感じています。



春の訪れ

今年の二月は寒波のあとに、五月の初夏のような気温、また翌週は寒さと雪。

気候の変化の激しさに、夏は昨年以上の猛暑になるのでは、体がついてゆくのが大変だと思っています。日々の背骨の弾力を取り戻す行気がかかせません。

赤城山では2月半ば頃から福寿草が咲きフキノトウも少し出てきました。
春の訪れに体の奥から喜びが湧いてきます。

松本からYさんが手伝いに来て一緒に隣村の直売所に行きましたら雪柳の苗があったので、天気の良い日に二階のデッキでお茶を飲みながら見える所に植えてもらいました。

街中の金物屋のおじさんに分けてもらった蝋梅(ろうばい)もちょうど満開。
玄関と和室にはお雛様を飾りました。寒い赤城にも春の訪れを感じ心がホッとします。

畑の準備にNさんとSさんがEMボカシ作りに来てくれました。

今年も心身の変化、世の中の変化に弾力をもって愉快な年でありますよう、春のブログを送ります。



2023年の師走

今年も残り少なくなりました。
一年を振り返るとても貴重な時です。

現在、昇平先生と二人、人生初めての重いインフルエンザの経過中です。

多くの人がコロナのワクチンを何回も受け、ウイルスがどんどん変異しています。
ウイルスを敵にして逆に人類はウイルスにやられてしまいます。
とんでもない時代になりました。

歳をとると、はね返す力が弱くなりますが、整体の命の道しかないと確信しています。
みなさん、さらに敏感な体作りを目指してください。
鈍らしておくわけにはいきません。
どうぞ良いお年をお迎えください。



プロフィール

野村奈央

Author:野村奈央
1945年群馬県生まれ。玉川大学卒業後、野口整体の創始者、野口晴哉氏と出会い、最悪の健康状態から回復。以来、整体を研究、実践している。「整体ライフスクール」主宰、指導を続けている。現在は赤城山山麓に暮らし、無農薬の畑作りや深水法による稲作、ブナの植林など通じ環境問題にも取り組む。

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